2018年2月28日水曜日

PEは、物足りない?

本日、関係者とお茶を飲んで話した。なにか大阪で機械翻訳のセミナーとか勉強会とかできないかなーという話題が主だった。その中で、機械翻訳後のPEについて話した。多くの人が誤解していることがある。コツコツ1ワードずつ翻訳をすることに喜びを見つけていた翻訳者にとればPEは単純作業過ぎて面白くないという誤解がある。そんなことはない。まるでパズルを解くかのごとく。PEは大変な手作業である。

2018年2月24日土曜日

翻訳の仕事が消滅するvsノストラダムスの大予言

1999年7月に人類が滅亡すると予言されたことがある(僕と同じ世代の人は懐かしいと思うでしょう)。機械翻訳の登場により翻訳の仕事がなくなってしまうことが予想されたことがある。前者は、誤っていたことが立証された。後者も誤っていると立証されるだろう。

2018年2月23日金曜日

初期化にどれぐらい時間がかかるのだろうか?

現在、初期化中です。



一体どれぐらいの時間が必要なのだろうか。初期化を開始して2時間ほど経過しました(17%終了)。恐らく、夜までかかりそうです。もう帰ってる時間ですね。

2018年2月22日木曜日

通訳・翻訳ジャーナル(Spring 2018)に記事を投稿しました。

AI時代に生き残る翻訳者・通訳者という特集に記事を投稿しました。よかったら読んで見て下さい。

僕の短い記事は、35ページに載ってます。

「MTの導入は、時代の変化だと割り切れる翻訳者・翻訳会社だけが生き残ると思う」というタイトルです。

2018年2月20日火曜日

機械翻訳/ポストエディット 超実践マニュアル 完全版

今年は、「機械翻訳/ポストエディット 超実践マニュアル 完全版」を作成しようと思っています。機械翻訳の利用方法と、ポストエディットの方法とに関するセミナー(対面及びオンライン)も開催しようと思っています。機械翻訳+ポストエディット導入支援(コンサルティング)も行いたいと思います。

2018年2月17日土曜日

機械の進出:DJ編

関係ない(ちょっと関係ある)けど、DJの人は、王道派(昔からやっってる人)は、レコードを使う。30分セットではレコードが50~60枚必要である。それを持ち運ぶことになる。かなり重いらしい。しかし最近は、PCやUSBにデータを入れて曲を流すDJの方もいる。必ずしもレコードという手作業でなくても音楽を聞いている人はそれほど違いは感じないのではないかと思う。翻訳も手でゼロからしようが、MTで下訳しようが、読者は違いは分からないのではないか、と思う。レコード派の人の中にも、PCやUSBでもいいんじゃないのという人もいれば、DJは絶対にレコードでなければだめだという人がいるそうです。派閥が別れるところが翻訳に似てますね。

2018年2月15日木曜日

NMTの翻訳結果は変化する(?)

先日の機械翻訳の勉強会では、某NMTは、時間の経過とともに翻訳結果が変化するので~と発言された方がいました。そう言えば、そうだったなと思いました。そこで試してみることにしました。

発明の名称:System and method for a cloud computing abstraction layer with security zone facilities
公開番号:US20120185913A1
URL:https://patents.google.com/patent/US20120185913A1/en?q=amazon&oq=amazon

英語(ソース):
Many businesses, however, are currently unable to use cloud infrastructure because of a lack of security, control, and manageability of the computing capacity rented from the cloud infrastructure providers. These problems prevent such businesses from maximizing their use of cloud infrastructure, which includes virtual server instances, storage, and Internet bandwidth. Enterprises also have difficulty identifying what cloud resources they should use, and how they should use them, such that usage is consistent with the technical, operational, and business needs of the enterprise.


日本語(ターゲット):
しかし、現在、クラウドインフラストラクチャプロバイダからレンタルされたコンピューティング能力のセキュリティ、制御、および管理性の欠如のため、多くの企業ではクラウドインフラストラクチャを使用できません。これらの問題は、仮想サーバーインスタンス、ストレージ、およびインターネットの帯域幅を含むクラウドインフラストラクチャの使用を最大化することをそのような企業が防ぎます。企業はまた、どのクラウドリソースを使用すべきか、どのように使用すべきかを特定することが困難であり、使用状況が企業の技術的、運用上、ビジネス上のニーズに合致するようになります。

上の翻訳結果は、2018年2月14日に出力されたものです。1ヶ月後ぐらいに同じテキストを試してみようと思います。なお上の公開公報を選択した特別の理由はありません。

P.S. 本日、試してみました。翻訳結果は同じでした(20180301)

2018年2月13日火曜日

読んだ本:ライフハック大全―人生と仕事を変える小さな習慣250

書名:ライフハック大全―人生と仕事を変える小さな習慣250
作者:堀 正岳氏
出版社:KADOKAWA / 中経出版 (2017/11/16)

僕は、仕事の効率化に関する情報をいつも収集しています。勿論、本も読みます(kindle で)。この本では、「人生と仕事を変える小さな習慣」が250列挙されています。1つの習慣に対して、2~3ページ割かれていました(kindle の設定によると思います。紙の本なら1ページかもしれません)。

習慣を1つ1つ詳しく書いてしまうとネタバレになってしまいます。ここには、書きません。手軽に読んで見ることができました。これは気づかなかったー!という習慣も沢山ありました。

2018年2月10日土曜日

言語処理学会第24回年次大会(NLP2018)本会議プログラムを掲載しました!

表題: 機械と人間との協働 LSP_perspective~学習型機械翻訳から翻訳プラットフォーム
著者: 梶木 正紀 カジキ マサノリ
Confirmation Number: 71
日時:3月14日(水)、10:30~12;30

詳しくは、こちらをご覧下さい。

3月12日(月)10:30-チュートリアル / 午前 若手企画午後 通常企画夕方 スポンサーイブニング
3月13日(火)9:00-本会議 第1日 / 午前 招待講演1
3月14日(水)9:00-本会議 第2日 / 午後 ミニシンポジウム夕方 懇親会
3月15日(木)9:00-本会議 第3日 / 午後 招待講演2
3月16日(金)9:35-ワークショップ

会場

本会議,チュートリアル,ワークショップ

  • 会場:岡山コンベンションセンター(ママカリフォーラム)
  • 所在地:〒700-0024 岡山県岡山市北区駅元町 14 番 1 号
    JR 岡山駅 中央改札口から徒歩約 3 分
  • http://www.mamakari.net/ 

よければ、皆さん是非!

2018年2月8日木曜日

効率重視は、大手の戦略か?

我々のような小規模の会社は、弱者の戦略を選択すべきです。効率重視の大量生産は大手さんだからなしえることです。小規模は、大手が嫌がる小さな仕事を積極的に引き受ける必要があります。

効率化ばかりを追求してもだめかもしれません。

2018年2月7日水曜日

PEでは生活できないとお嘆きの貴兄に

大きく翻訳者さんや業界関係者が勘違いしている。MT+PEというのは、エンドユーザさんが社内で行う作業である。多くのMTエンジンの会社は、MTをエンドユーザさんに販売しようとしていることに気づくべきだ。

MTを使えば、翻訳コストが削減できますよ!というセールストークは、エンドユーザさん向けである。社内でMTを使って、社内スタッフさんがPEをすれば、翻訳会社に依頼するよりお安いですよ。だからMTを買って下さい、という文句である。

【今後の翻訳の流れ】

  1. エンドユーザさん:社内資料>MT>PE>完成(コスト削減達成!)
  2. 翻訳会社:翻訳テキスト>MT>PE(社内スタッフ)>納品(ちょっとお安い)
  3. 翻訳会社:翻訳テキスト>社内翻訳者>納品(普通の料金)
  4. 翻訳会社:翻訳テキスト>外注翻訳者>納品(普通の料金)

エンドユーザさんは、これまでも社内テキストは社内スタッフさんが翻訳されていたと思います。しかしMTを使えば、コストも下がるし、スタッフさんは他の業務に時間をかけうことができるようになります。

以前もお書きしましたが、難易度の高いテキスト(特許明細書、論文、技術文書)は、依然、翻訳会社等に依頼するしかないでしょう。その依頼されたテキストに対して、翻訳会社は、速度アップのため、コストを下げるために社内スタッフがPEを行うこともあるでしょう。この場合、少しお値段が下がると思います。

PEの料金が安すぎて生活ができなくなるとお嘆きにフリーランサーさんに申し上げますが、生活でできなくなるぐらい安い仕事は翻訳会社は最初から受注しません

僕は、MT賛成派です。

2018年2月6日火曜日

翻訳業界もリストラ?

銀行や製薬会社では大規模(それほどでもない)なリストラが行われるそうです。

参考記事:「銀行が消える日」がやってくる

その理由は、フィンテックの登場、ブロックチェーン技術の応用、ゼロ金利のため利益が出ない等だそうです。特に最初の2つは、人の仕事を奪ってしまいます。

翻訳業界ではどうでしょうか。MTやAIの登場は皆さんもよくご承知だと思います。昨年、機械翻訳が翻訳者の仕事を奪うか?という話題がよく議論されました。しかし翻訳業界で「リストラ」はほとんで耳にしたことがありません。

翻訳業界でそれほどリストラが行われない(耳にしない)理由を考えてみました。
  1. 思ったよりMTの精度が悪いのでやはり人が必要である。
  2. 翻訳会社がMTやAIを使いこなせていない。またはその技術がない。
  3. そもそも翻訳会社にはそれほど人が働いていない。
1に関して言うと、MTの開発企業さんには失礼ですが、MTの精度が高いというのは営業トークでしかないと思ってしまいます。実際は、大量のPTが必要です。ときには全面的に書き直しという事例もあります。NMTも現在の精度で上限に達しているそうなので、人は絶対に必要です。

2に関して言うと、翻訳業界は市場が小さすぎるので、人の仕事を奪ってしまうような技術を開発するベンチャー企業が誕生しないことも影響しているでしょう。小さな市場でしか営業しないベンチャー企業に投資家は投資しません。

3に関しては、僕はここが一番の理由ではないかと思っています。大半の翻訳者は社外のフリーランサーです。仕事がなければ発注しないだけである。昔から翻訳会社は、人件費を削減する経営を行ってきました。だからそもそもリストラという概念がないのではないかと思います。

まぁどうなんでしょうねー。

2018年2月5日月曜日

サード・パーティ製のアプリとインテグレート

生産性向上策を練っています。様々なアプリを試してみました。なんとなく以下のように感じます。

  1. 1つのアプリで事務所全体のタスクを管理することは不可能。
  2. 不足箇所を補うため、他のアプリと統合できるアプリが便利だ。
  3. 1つのアプリがなにもかもできる必要はない。最低限の機能で十分。

もっとあるかもしれませんが、上の3つは重要な点だと思う。特に、2を重要視しています。仮に非常に便利なアプリがあったとします。使ってる途中で他に必要な機能が出てきたとします。もしそのアプリがサードパーティー製の他のアプリと統合できないとすると、これ以上便利にはなりません。しかし不足箇所を補うために他のアプリと統合できればさらに便利になります。大体、ニーズと言うのは使ってるうちに変わるもんなので2が非常に重要だと思っています。

例えば翻訳ソフトとプロジェクトマネージメントソフトとチャット機能とが統合された1つのアプリケーションがあるとします。中には、翻訳ソフトだけ使えれば良いと考える人(この場合、PM)もいるでしょう。その場合、プロジェクトマネージメントソフトとチャット機能は無駄になります。もしプロジェクトマネジメントソフトが必要であれば、プロジェクトマネジメントソフトと翻訳ソフトが簡単に統合できれば素晴らしいです。簡単に統合ができればそれだけ業務がはかどります。

それに時代の流れだと思いますが、世界でヒットしたアプリは必ず他のアプリと統合できます。やはりコラボレーションが現代のキーワードになっているのではないかなと思います。

問題は、他社製品同士を結合するわけですから、不具合が予想できないこと。不具合が起こった場合、結合を諦めるしかないこと、ですね。

本日のブログも音声入力ソフトを使って書きました。きっとどこか漢字変換が間違っていると思いますかぼちぼち修正しようと思っています。