両者に共通するのは、これまで数年の取引があったにもかかわらず、メール1本で単価を3割下げられることだろう。それでは、ブランドも翻訳者さんも大量に撤退するだろう。
2割か3割か分からないが、MTの精度によれば、ほぼポストエディットが必要ないセグメントも存在するので料金設定としては理にかなっていると思う。それでもメール1本で通達というのはどうかなー。
単価を値下げされた上で、無償奉仕作業(翻訳以外の作業、ファイルの加工とか、表作成とか、用語集の作成とか)まで要求されたらそりゃ撤退するでしょう(こうなると撤退した方が正しいのでは?)。
オンラインのアパレルショップから撤退しているブランドは、「ZOZOさん(翻訳会社)が昨年12月25日から導入した新サービス(ポスエディット)というのは、言ってみれば恒常的な値引きサービス(単価の値下げ)のことで、ブランド価値(翻訳の質)を毀損する危険性が高いと判断致しました」とコメントされている。
http://news.livedoor.com/article/detail/15907017/
我々は、それでも機械翻訳の利用には賛成しているし、ポスエディットは、我々の重要なサービスである。オンラインサービスは、使いやすいし、生産効率を高める。翻訳者さんとは顔を突き合わせてお仕事しているわけではない。ご応募いただく際は、必ず顔写真を添付していただいているのでお顔は存じ上げている。お会いできる場合は、お会いしている。
翻訳会社から大量の翻訳者さんが離脱していること聞いている(しかし離脱後、どこに行く?)。我々もポスエディットを打診すると断れることがある。
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